ロリポップからmixhostにサーバー移転しました。
有料のサーバー移転サービスを利用しないで、無料で自力でサーバー移転に成功しました!
この記事は自分でwordpressのmixhostへのサーバー移転をしたいけれど、どうすればいいのか分からないという人のために全手順の情報を書いています。
無料でサーバー移転したいけれど難しそう、途中で挫折したら嫌だな、失敗したらどうしようと不安になりますよね。
そんな悩みを解決できるのが「All-in-One WP Migration」というwordpressのプラグインです。
「All-in-One WP Migration」を利用すれば、ややこしい設定なしで初心者でも無料でワードプレスのサーバー移転ができるので、もうこれ以上サーバー移転についてあれこれ調べなくてもよくなりますよ。
僕の場合は、
- 以前から使っていた独自ドメインを、そのままmixhost(サーバー移転先)に移行
- wordpressのデータをまるごとmixhostのサーバーへ移転
というケースでした。
ロリポップからmixhostへのサーバー移転全体の流れ
- 移行前にロリポップ(移転元サーバー)にてwordpressとプラグインを最新バージョンにアップデート
- バックアップ
- sitegirdプラグインを停止(使用している場合)
- 移行先のmixhostとサーバー契約
- ロリポップのworpressからデータをエクスポート
- mixhostでドメイン設定
- ネームサーバー変更
- mixhostにwordpressをインストール
- エクスポートしたwordpressのデータをmixhostのwordpressにインポート
- ダウンロードしていた画像の移行(mixhostにアップロード)
- サーバー移転完了
mixhostの公式サイトに他サーバーからのサーバー移転方法が記載されています。
WordPressの他サーバーからの移転方法(All-in-One WP Migrationを使用)
https://support.mixhost.jp/629
mixhost公式サイトのサーバー移転方法のページを参考にして僕はmixhostへのサーバー移転を実行、移行成功させました。
ただmixhost公式サイトのサーバー移転方法解説ページの説明だけでは分からないことがありました。
そのことについて説明しつつサーバー移転方法を初心者向けに、くわしく解説していきます。
ロリポップからmixhostへのサーバー移転手順を初心者向けに詳しく解説
【注意点】サーバー移行前にwordpressとプラグインが最新バージョンかチェック
最初にロリポップ(サーバー移転元)のwordpressやプライグインを最新バージョンにしておきましょう。
最新バージョンにしてからサーバー移転しないと不具合がでる可能性があります。
wordpressの管理画面の「更新」にてwordpressとプラグインが最新バージョンかどうかを確認できます。
All-in-One WP Migrationをインストールしてデータをエクスポート
ロリポップ(サーバー移転元)のwordpressにプラグイン「All-in-One WP Migration」をインストール。
プラグイン「All-in-One WP Migration」は、日本語メニューなので分かりやすいです。
メニューのデザインがきれいで分かりやすいところもいいですね。
インストールしたラグイン「All-in-One WP Migration」を有効化してサイトのデータをエクスポートします。
このエクスポートしたデータがバックアップデータでもあるわけです。
無料でインポートできるデータ容量に制限があるので画像は別でダウンロードする
「All-in-One WP Migration」でサイトのエクスポートをするとき注意点があります。
「All-in-One WP Migration」でインポートするとき無料なのはデータの容量が512MBまでなんです。
エクスポートするときに512MB超えていてもダウンロードできるんですがインポートのときに512MBを超えていると有料になるということですね。
そこでサイト(ブログ)のデータをエクスポートするときにメディアファイル(画像など)を除外します。
やり方は簡単です。
移転元(ロリポップサーバー)にて「All-in-One WP Migration」のメニューでメディアファイルを除外してエクスポートする設定をすればOK
ここをクリックして
「メディアライブラリをエクスポートしない(ファイル)」にチェックを入れればOKです。
メディアライブラリっていうのがブログに掲載している画像が入っているライブラリになります。
エクスポートファイルのなかでメディアライブラリの容量は、かなり多いんです。
僕の場合メディアライブラリをAll-in-One WP Migrationのエクスポート対象から外すだけで755MBから97MBまで容量を減らすことができました。
97MBまでデータ容量を減らしたので移転先サーバー(mixhost)に無料でインポートできるようになりました。
課金して拡張オプションを購入して有料バージョンにしたほうがwordpressのデータまるごとインポートできるようになるので楽ですけどね。
All-in-One WP Migrationのインポート容量制限を外すための有料拡張オプションの購入方法とインストール方法はこちらのブログ記事が参考になります。
サーバー移転元(ロリポップ)から画像をwinSCPでダウンロード
次は、サーバー移転元(ロリポップ)のwordpressからメディアファイル(画像)をダウンロードします。
サーバー移転元(ロリポップ)からwordpressで使用している画像をダウンロードするにはFTPというソフトを使います。
FTPはサーバーに直接アクセスしてファイルをダウンロードしたりアップロードしたりできるソフトです。
僕はwinSCPというFTPソフトを使いました。
winSCPはこちらでダウンロードできます。
画像のダウンロードは時間がかかります。
時間の余裕のある時に画像のダウンロードをするようにしましょう。
wordpressで使っている画像は通常は「/wp-content/uploads」にあります。
FTPソフトのwinSCPで「/wp-content/uploads」にアクセスして画像を自分のパソコンにダウンロードします。
mixhostの無料体験に登録申し込みをする
ロリポップ(サーバー移転元)からのwordpressのデータのエクスポートとメディアファイル(画像)のダウンロードが終わったらMixHost(サーバー移転先)と契約します。
mixhostには、各種プランがあります。
僕は一番安い「スタンダード」で契約しました。プラン変更は自由にできるので、とりあえず一番安いプランでいいと思います。
(画像では「30日間無料お試し」となっていますが2018年5月25日時点では10日間となっています)
mixhostは10日間無料お試し期間があります。(※2018年5月25日時点の情報。無料お試し期間については変更になっている場合があります必ずmixhost公式サイトにてご確認をお願いいたします。)
無料お試し期間に登録するときに、クレジットカードの情報を登録しないといけない場合ありますよね。
mixhostは無料お試しに申し込むときはクレジットカード情報は登録しなくていいんです。気軽に申込できますね。
mixhostの場合、無料体験期間中にクレジットカード情報を登録していたとしても、無料期間終了後本契約に自動的に切り替わらないので自分で本契約の手続きをとらないといけません。
クレジットカードをご登録済みのお客様も、自動で本契約への移行は行われませんので、本契約への移行をご希望される場合は必ず手続きをお願いいたします。
https://help.mixhost.jp/hc/ja/articles/115003733551
ここは注意点ですね。
サーバー移転の時はサーバー移転元との契約を維持したまま作業をしないといけないので移転先のサーバーに無料期間があるとうれしいですね。
移転元と移転先、両方の月額料金がかかるのは嫌ですから。
mixhostで独自ドメインを設定する
mixhostの10日間無料お試しに申し込んだらドメイン設定をします。
僕の場合はロリポップ(サーバー移転元)で使っていた独自ドメインを、そのままmixhostでも使うというパターンです。
独自ドメインの設定はmixhostのコントロールパネル「cPanel」でします。
cPanelへの入り方は、
mixhostのトップページの右上「マイページ」
ログイン
もしcPanelへのログイン画面が表示されたら、mixhost申し込み後にきたメール「[mixhost] サーバーアカウント設定完了のお知らせ」に記載されているログイン名とパスワードでログインしましょう。
cPanelの画面になったらメニュー「アドオンドメイン」をクリック
「新しいドメイン名」に使用中の独自ドメインを入力
このブログであれば「新しいドメイン名」に「tudukeru.net」と入力します。「http://」の部分は入力しなくていいです。
こうではなく
こういうふうに入力します。
「サブドメイン」「ドキュメントルート」の欄は自動で入力されます。
その自動入力されたものでOKです。
サーバーやドメインなどにくわしい人であれば「サブドメイン」「ドキュメントルート」を自分好みに設定する場合あるでしょう。
しかし初心者は、なにもいじらずに自動入力された状態にしておいたほうがいいです。
独自ドメインのネームサーバーをmixhostのに変更する(ドメインそのままでサーバー移動する場合)
次に「独自ドメインでのアクセス設定」をします。
独自ドメインでのアクセス設定には2通りの方法があります。
初心者向けの「ネームサーバーの変更」と上級者向けの「hostsファイルを使用」の2通りです。
僕は「ネームサーバーの変更」で設定しました。
「ネームサーバーの変更」の場合、ブログにアクセスできない期間が発生してしまいます。
しかし、僕のブログはサーバー移転当時はそんなにアクセスがなかったので、ブログにアクセスできない期間が発生してもいいと考え「ネームサーバーの変更」にしました。
このブログの独自ドメイン「tudukeru.net」はお名前.comで登録しています。
お名前.comで「tudukeru.net」のネームサーバーの変更をしました。
お名前.comは、たまにセールをやっていて安くドメインを取得できることがあるのでオススメです。
たくさんのドメインを取得する人はお名前.comで一元管理しておくと便利です。
ネームサーバーってなんなのか、どういう仕組みなのか僕は今だに分かってませんが、とりあえず設定はできるようになりました(笑)
お名前.comでドメイン設定のネームサーバーのメニューでmixhostで指定されているとおりにコピペで入力するだけでOKです。
mixhostのネームサーバーは
https://help.mixhost.jp/hc/ja/articles/115003733931
こちらに書かれているのでコピペしてお名前.comのネームサーバー設定欄に入力しましょう。
独自ドメインのネームサーバーを設定したら反映されるまで待ちます。
独自ドメインにアクセスしてみて「Index of /」と画面に表示されれば反映されたことになります。
こういう画面です。
反映されるまで長い時間がかかります。
僕の場合は朝の9:00にネームサーバーの設定をして翌朝の6:00に「Index of /」に画面が変わったことが確認できました。
mixhostにwordpressをインストール
ネームサーバーの設定が反映されたことが確認できたらmixhostにwordpressを新規インストールします。
wordpressのインストールはmixhostのこちらのサポートページのとおりにします。
簡単アプリインストールでWordPressをインストールする方法
https://help.mixhost.jp/hc/ja/articles/115003740752
mixhostには簡単にwordpressをインストールできるシステムがあります。
cPanelの「SOFTACULOUS APPS INSTALLER」のwordpressマークをクリック。
wordpressの紹介画面の右下にある「install now」をクリック
ソフトウェアセットアップのプロトコルの選択で僕は「http://」を選択しました。この時はまだhttps化してませんでした。
ドメインの選択は、「tudukeru.net」を選択。
ディレクトリは空欄のままにしました。
マルチサイトを有効にする(WPMU)はチェックを入れませんでした。
あとは、それぞれの項目を入力し終えたらインストール開始です。
mixhost(サーバー移転先)のwordpressとロリポップ(サーバー移転元)のwordpressのバージョンを同じにしました
mixhostでwordpressをインストールが終わったら管理画面にログイン。
すると、僕の場合
WordPress の新しいバージョンがあります
と表示されました。
wordpressインストールしたばっかりなのに、なんで新しいバージョンになってないのか不思議でした。
どうしたらいいか迷いましたが、ロリポップ(サーバー移転元)と同じwordpressのバージョンになっていればいいだろうと考え、ロリポップのwordpressのバージョンを確認することにしました。
独自ドメインtudukeru.netは、もうmixhostに移した後なのでロリポップサーバーに残っているwordpressの管理画面に普通にログインできずバージョンが確認できない!と焦りました。
調べてみたら、
https://kw-note.com/cms/get-wordpress-version/
ここにある「version.phpファイルで確認する」という方法で、ロリポップ(サーバー移転元)に残っているwordpressのバージョンを見ることができました。
確認したところmixhostのwordpressの最新バージョンとロリポップに残っているwordpressのバージョンが同じだったのでmixhostのwordpressを最新バージョンに更新しました。
mixhostのwordpressにAll-in-One WP Migrationをインストール。インポート中PHPのバージョンが違うという警告表示が(涙)
そしてmixhostのwordpressにもAll-in-One WP Migrationをインストール
All-in-One WP Migrationを有効化してデータをインポートします。
データのインポートを始めたら、なにやらエラーっぽい表示が!(どうやらエラーじゃなくて警告だったみたいです)
またまたスムーズにいかなくて焦りました(涙)
この警告表示の英文を機械翻訳してみました。 The import process will overwrite your website including the database, media, plugins, and themes. Please ensure that you have a backup of your data before proceeding to the next step.
(インポートプロセスは、データベース、メディア、プラグイン、およびテーマを含むWebサイトを上書きします。 次の手順に進む前に、データのバックアップがあることを確認してください。)Your backup is from a PHP 5 but the site that you are importing to is PHP 7. This could cause the import to fail. Technical details
(バックアップはPHP 5からのものですが、インポート先のサイトはPHP 7です。これにより、インポートが失敗する可能性があります。 技術的な詳細)
この警告表示をまとめると、
- バックアップとってね!
- 移転元と移転先サーバーのPHPバージョンが違うから失敗するかも
ってことですね。
この警告表示を読んで悩みました。
移転元(ロリポップサーバー)のPHPのバージョンを7にしてから、もう一度最初からサーバー移転をやり直すほうがいいのか・・・
でも独自ドメインのネームサーバー書き換えて、かなりの時間待って反映された後だしな・・・
などなど。
悩みましたが、「え~い、もうこのまま続けてしまえ!」と「proceed(続ける)」をクリック!
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インポートできるかな・・・
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できた!
「移転元と移転先サーバーのPHPのバージョン違うから失敗するかもよ」っていう警告表示がでましたが、僕の場合はインポート成功しました!
僕のケースでは、移転元と移転先サーバーのPHPバージョンが違っていてもインポートに成功しましたが、やはりPHPのバージョンはサーバー移転前に確認しておいたほうがいいです。
こちらの記事を読んでみると、サーバー移転前のPHPバージョンの確認は必ずしておいたほうが良かったみたいです(僕はしてませんでした(-_-;))
バージョンが古いWordPressも引越しできるの?
https://site-hikkoshi.com/274/
WordPressのサーバー移転メモ:バックアップ編
https://coliss.com/articles/blog/wordpress/howto-backup-wordpress-data-for-change-server.html
WordPressのサーバー移行で管理画面が真っ白になった時に
確認すること
https://hosting.z.com/jp/z-log/server_error/
サーバーのPHPのバージョンが違うままサーバー移転しましたが、僕の場合は、今のところ普通にmixhost(サーバー移転先)でwordpressブログの運用できています。
All-in-One WP Migrationでデータのインポートに成功したら、次はメディアファイル(画像)をmixhostのサーバーにwinSCPでアップロードします。
mixhostでのwinSCPの接続方法はこちらで解説されています。
mixhost ヘルプ&サポート FTPソフトの設定方法
https://help.mixhost.jp/hc/ja/articles/115003735291#WinSCP
FTPソフトのwinSCPでmixhostサーバーにつないで「/wp-content/uploads」に画像をアップロードしましょう。
https化する予定の人は、停止していたプラグインsite guardはhttps化をした後に有効化したほうがいいでしょう。
これでロリポップからmixhostへのサーバー移転完了です!
まとめ
ということでロリポップからmixhostへのwordpressのサーバー移転方法の紹介でした。
まとめると、
- wordpressやプラグインを最新バージョンに更新
- 必ずバックアップ
- プラグインsite guardを使っている場合は必ず無効化
- サーバー移転元と移転先のPHPバージョンの確認
- All-in-One WP Migrationでデータのエクスポート
- winSCPで画像をダウンロード
- mixhostとサーバー契約
- 独自ドメインのネームサーバー変更
- mixhostにwordpressとAll-in-One WP Migrationをインストール
- データをインポート
- 画像をアップロード
となります。
ロリポップからmixhostへのwordpressのサーバー移転、思っていたよりは簡単でした。
プラグインAll-in-One WP Migrationは、ほんと優秀ですね。
課金してインポートできる容量を増やせば、今回この記事で紹介した手順よりもさらに簡単にwordpressのサーバー移転ができるようになります。
それではサーバー移転がんばってください!
忙しい人はサーバー移転代行サービスにお任せしましょう
この記事を読んで、
- 時間かかりそう・・・
- よく分からない部分がある
- 自分でいろいろ調べながらするよりも、もう得意な人に任せてしまいたい。
と思った人は、サーバー移転代行サービスにお任せしてしまうのがいいです。
お金はかかりますが、自分の時間を使わないで済みますし、うまくいかなくてどうしたらいいのか分からなくなることがなくなります。
自分でサーバー移転する場合、分からないことがあったとき下手したら一日中調べるなんてことがありますからね。
じつはmixhostではwordpressのサーバー移行代行サービスをしているんです。
他にもココナラという個人のスキルを売り買いできるサービスでwordpressのサーバー移転代行を依頼できます。
ココナラは、かなり安いですね。
ココナラを利用する場合、サービスを出品されている人のページの利用者のコメントをチェックしましょう。
ここのコメント欄にどういう評価があるかで、サービスの質とか出品者の人柄などが分かります。
企業でなく個人に依頼するのは不安という人は、mixhostにお任せしてしまいましょう。
mixhostとサーバー契約するついでにサーバー移転もしてもらうといいですよね。